九条間人の離婚理由と過去の経歴、なぜ悪徳弁護士に?実在モデルはいた?

真鍋昌平先生の社会派リーガル漫画『九条の大罪』。

主人公の弁護士・九条間人(くじょうたいざ)は、半グレやヤクザといった訳ありの依頼人を次々と擁護し、ネット上で「悪徳弁護士」と叩かれています。

しかし、物語が進むにつれて九条間人の壮絶な過去や家族関係が明らかになってきました。

この記事では、九条が離婚した理由や元妻・娘のその後、東大首席と噂される経歴、名前の由来から実在するモデルの有無まで、読者が気になる謎を徹底解説します!

九条間人が離婚した理由と妻、娘はどうなった?

九条間人が離婚した明確な詳細は劇中で段階的に明かされていますが、主な原因は「九条が家庭を顧みずに仕事に没頭しすぎたこと」によるすれ違いと考えられます。

裏社会の人間を相手にする九条の危険なライフスタイルが、家族に倫理的な苦痛や危険を及ぼすことを自覚していたがゆえの選択でもありました。

離婚後も家族関係は決して悪くないようです。

娘の莉奈は父親である九条をとても慕っており、新しく子ども用携帯を買ってもらった際には、真っ先に九条へ電話をかけています。

裏社会の濁流に身を置き、冷徹に法を駆使する九条ですが、電話越しに娘の声を聞くときだけは見せる一瞬の優しい父親の表情が、彼の隠された人間味を象徴しています。

九条が娘の莉奈と電話で話をしているときの表情がなんともいいんですよね・・・照れくさいような、うれしいような何ともいえない表情をしています。

私はそんな九条間人のことがとっても愛おしく感じます。

そして、もし九条間人が弁護士ではない職業を選んでいたら・・・どんなパパになっていたんでしょうか・・・なんて考えてしまいます。

九条 間人の過去の経歴は 元は東大主席のエリート?

九条間人の経歴を語る上で外せないのが、彼の本名が「鞍馬間人(くらまたいざ)」であり、法曹界の超エリート家系である鞍馬家の出身だという点です。

作中で「東大首席」という肩書を持つのは、実は九条本人ではなく、九条の事務所で働くイソ弁(居候弁護士)の「烏丸真司(からすましんじ)」です。

烏丸は東大法学部を首席で卒業し、大手法律事務所にいた経歴を持ちます。

一方の九条自身も非常に優秀ですが、その過去は壮絶です。

厳格な検事であった父・鞍馬行定から東大合格への異常なプレッシャーを与えられ、成績が落ちると暴力を振るわれる教育虐待を受けていました。

唯一の心の支えだった母親を10代の若さで病死により失うと、九条は非行に走り家出をします。

警察に補導された際、父から「鞍馬家の恥だ」と罵られた九条は、「後悔先に立たず」と書き置きを残して実家を絶縁(勘当)されました。

その後、実家からの経済的援助を一切受けないまま、自力で司法試験を突破したという極めてタフで異色な経歴を持っています。

私は九条間人が半グレやヤクザといった訳ありの依頼人にも平等に対応するのは、九条自身が頑張っても親の理不尽な偏った思想で認められなかった生い立ちが影響しているのではないかと思います。

法の下では皆、平等でいられる。

九条間人の心の叫びのような気がします。

九条 間人の名前の由来は?

主人公の名前である「九条間人(くじょうたいざ)」には、作品の背景を読み解く興味深い由来が隠されています。

まず名字の「九条」についてですが、本作に登場するキャラクターの多くは「壬生(みぶ)」「烏丸(からすま)」「京極(きょうごく)」など、京都の地名や通りから名付けられています。

九条も同様に京都の「九条通り」が由来です。

実家を勘当された九条は、父親への反発から実家の「鞍馬」の姓を捨て、元妻の姓である「九条」を名乗るようになりました。

私は離婚後もあえて九条姓を維持しているのは、かつて愛した家族との唯一の繋がりを留めておきたいという、九条の矛盾した切ない願いの表れかと思います。

なお、弁護士の間では「九条」という名前から「日本国憲法第9条」との関連性を勘ぐる声も多く上がっていたようです。

しかし、作者の真鍋昌平先生は公式インタビューにて「憲法9条とは全く関係ないです(笑)」とはっきりと否定しています。

純粋に作品の世界観である京都の地名ルールに則って作られた、印象的なネーミングのようです。

九条間人はなぜ悪徳弁護士になった?

ネット上で「悪徳弁護士」「法曹界の面汚し」と激しく罵られる九条間人ですが、九条間人がグレーな悪人を弁護するのには、独自の強固なリーガル理念があるからです。

九条は「道徳と法律は別」と割り切っており、「思想信条がないのが弁護士だ」という名言を残しています。

九条間人が守っているのは「悪人そのもの」ではなく、法治国家における「手続きの正当性」です。

どんなに凶悪な犯罪者であっても、法の下で平等に最高の弁護を受ける権利があります。

もし感情や倫理観で弁護する相手を選別してしまえば、それは法システムの崩壊を意味すると九条間人は考えているのです。

また、東京地検特捜部のエリート検事である実兄・鞍馬蔵人(くらまくろうど)の存在も影響しています。

国家の代弁者として「正義」を執行し、弟の失脚を願う兄に対し、九条は徹底して「手続きの不備」を突くことで被告人の権利を守ります。

社会的地位や物欲を一切捨て去り、己の肉体を過酷なテント生活に置いてまで法に殉じる姿勢。

私は拝金主義の悪徳弁護士ではなく、法の真理を追い求める灰色の求道者そのものだと思います。

九条間人のキャラクターやストーリーに実在モデルはいた?

リアルすぎる事件描写から「実話をもとにしているのでは?」と噂される本作ですが、結論から言うと、主人公の九条間人や半グレの壬生といった特定のキャラクターに「単一の実在モデル」は存在しません、作品自体はフィクションです。

しかし、なぜこれほどリアルなのかと言うと、作者の真鍋昌平先生が足掛け5年にわたり膨大な司法取材を重ねているからです。

真鍋先生は制作にあたり、なんと50人以上の本物の弁護士に直接取材を行っていたそうです。

そのため、実際の現場で使われる緻密な交渉術、言葉遣い、そして法律だけでは割り切れない人間関係の空気感が、作中に生々しく落とし込まれているのです。

インタビューでは、取材に協力した実際の弁護士から「リアルすぎて(内容に)怒られた」というエピソードも明かされています。

特定の人物をそのまま描いたわけではないものの、多くの現役弁護士たちの実体験や言葉をパズルのように組み合わせることで、九条間人というリアリティに満ちた唯一無二のキャラクターが誕生したんですね。

現実の社会問題や判例を絶妙に再構成しているからこそ、私は読者に強烈な実話感を与えているのだと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました🌸

 

 

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