皆さま🌹ベルばらに登場するアランという人物をご存知ですか?
アランは実在した貴族だったのか?
軍人の家柄だったのか?そしてオスカルやアンドレとの関係は?
今回はアランについてご紹介していきたいと思います✨
ベルサイユのばらアランは架空のキャラ?
アラン・ド・ソワソンが正式名、架空の軍人です。
元は士官学校を出た少尉でしたが、面会に来た妹・ディアンヌに手を出そうとした先代の隊長を殴り顎の骨を折ったため、フランス衛兵隊の一兵卒に落とされました。
先代の隊長に表沙汰に出来ない強姦未遂という非があったことにより、アランは銃殺刑は免れました。
どこにでも、血の気の多い男性は登場しますね。
私はアランは暴力でしか妹・ディアンヌを助ける事が出来なかったことが残念に思います。
でも、目の前で大事な妹が襲われていたら・・・私も顎の骨の一つや二つ砕いてやっていたかも・・・マダムとしたことが過激な言葉、失礼いたしました。
アランは貴族?もともと軍人だったのか?
1781年の規則「4代以上続いた大貴族でなければ昇進できない」という大貴族が高位高官の職を独占するべく陸軍大臣ド・セギュール公爵が制定したため、貴族の間でも上級貴族と下級貴族の格差を作りすことになりました。
アランは、この差別により貴族とは名ばかりの平民以下の貧困に苦しむばかりか元の階級に戻ることも出来ず自暴自棄になります。
また、アランの妹ディアンヌと婚約していた貴族の青年が彼女を「名ばかりの貴族で貧乏だから」と簡単に裏切り金持ちの平民と結婚したため、これに絶望したディアンヌは首を吊り自ら命を絶ってしまいます。
アランは最愛の妹が自殺したショックで半ば廃人状態になります。
休暇が終わっても勤務してこないアランを心配し、家へ訪ねて来たオスカルやアンドレによってアランは正気に戻ることができました。
私は、アランはとても家族思い・・・そして貴族としてのプライドを持った男性だと思います。
最愛の妹ディアンヌが自ら命を絶った時のアランの気持ちを考えると・・・
私は原作マンガの中でも、この場面はとても心に残っています。
いつも血の気の多いアランと、うちひしがれる姿のアランとのギャップ。
私は、そんなアランをみて、ちょっとセクシーに感じました💛
このお話しを読んでみたい方は、ベルばら4巻をご覧ください。
アランがオスカルを崇拝した理由は?
アランは近衛隊から新しく衛兵隊長となったオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ准将が気に入りません。
アランはオスカルに銃口を向けて脅迫し追い出そうとしますが、オスカルに通用しません。
そして、アランとオスカルは決闘することになりますが、アランはオスカルに敗れます。
アランは、それにも懲りずオスカルを拉致・監禁します。
オスカルはアンドレに監禁から助け出されますが、被害者であるオスカル自身の温情によりアランの行った行為は不問に処されました。
それでもアランはブイエ将軍に無礼を働くなど等々の現在の地位・働き口を失いかねない暴挙を続けました。
ブイエ将軍に対する愚挙で同僚が罰せられるところをオスカルが救ったことがきっかけとなり、アランは意地を張りながらも、徐々にオスカルの力量を認めるようになりました。
その後、貴族を平民との三部会が開かれるも、軍の命令によりオスカルが率いる衛兵隊は、議場を閉鎖することになります。
アランはいつの間にかオスカルに恋心を抱くようになり、アランは衝動的にオスカルにキスをしますが、アンドレに止められます。
その後、アランは三部会議場から立ち去ろうとしない平民代表たちを追い出すようにブイエ将軍に命じられますが拒否した為、第1班全員と共にアベイ監獄に投獄されてしまいます。
しかし、オスカルがジャーナリストのベルナール・シャトレに協力させて民衆を動かし、アランと第1班全員は釈放されます。
アランはいつも、もうだめだ!という時にオスカルに助けられます。
オスカルが衛兵隊に来たときは『女のくせに!』『王妃の犬!』などとアランはオスカルにさんざん暴言を吐きます。
私は本当にアランは、お子ちゃまだなと思ってました。
私はこの頃からアランはオスカルのことが気になっていたのではないかと思います。
そして、自分の気持ちに我慢できず突然オスカルにキスをする!?
やっぱりアランは血の気が多い、そして真っ直ぐな男性ですね。
アランは、その後オスカルへの想いは表には出していないと思います。
私はアランのオスカルへの想いは恋愛を越えて崇拝の域に入っていたのではないかと思います。
アランとオスカルの二人はバースティーユ牢獄攻撃に参加し負傷します。
そしてアランは銃弾に倒れたオスカルをロザリーと共に看取ります。
良かったよね、アラン・・・
私は最愛の人の最後に寄り添うことの出来たアラン・・・少しは報われたのではないかと思います。
アランとアンドレはライバル?同志?
三部会議場を閉鎖する際、アランが衝動的にオスカルにキスしたのを、アンドレに止められます。アランは、なにかとアンドレと反目していていましたが、パリへの出動を命じられた際、アンドレの失明を知ると涙ながらに拳を振るい「残れ」と命令します。
しかし、アンドレの意志が硬いことを知ると、アランは他の隊員とともにアンドレを支えました。
私は、アランとアンドレは身分違いの恋という共通点があり、お互い何だか気になる感じだったのではないかと思います。
アランの家族は貴族なのですが、かなりの貧しい家庭です。
父親がおらず、働きてはアランだけ。
アランの家族は満足に食べて行けない状態で、アランが隊から焼肉などを家族に横流ししている状態でした。
貴族なのに・・・そんな生活を強いられていました。
一方、アンドレは平民なのに、大貴族の使用人で使用人の中でも次期当主オスカルの従僕で親友ゆえ、高待遇されています。
衣食住にも困ることなく、宮廷にも出入りを許されています。
アランが身分制度に関して不満を漏らした時、アンドレに「お前、そういっても貴族じゃないか」と軽く言われ、激怒していました。
大貴族が大嫌いなアランにとって、その貴族の恩恵を受けて、のうのうと暮らしている平民のアンドレは、アランからみれば、なんだかムカつく存在だったかもしれません。
ムカつくけれども、気になる存在・・・・私は二人が一周廻って、似たもの同士?
いえいえ、私は二人とも黒髪で熱い男✨同志なのではないかと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
これからも、ベルばら🌹の素敵な方々を紹介していきたいと思います。
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